ホーム > 投資コラム > ジム・ロジャーズ氏著書 「娘に贈る12の言葉」
今回は、最近出版されたジム・ロジャーズ氏の著書「娘に贈る12の言葉」から、
幾つか印象的であった言葉を取り上げることで、主に投資において、
当社も同様に非常に重要であると考えている点をご紹介してみたいと思います。
既にご存知の方も多いと思いますが、同氏は、あの「イングランド銀行を叩き
潰した男」などとしても知られるグローバルマクロ投資の大物、
ジョージ・ソロス氏と2人で、後に伝説的存在となるクオンタム・ファンドを
立ち上げ、
1969年末から同氏引退前の1980年末までの11年間で、値上り率3,365%、
つまり元本を35倍近くにまで増やした(単純に複利年平均利回りを計算すると、
年38%)、とされる著名投資家です。
また、既に複数の書籍の著者であると同時に、世界をオートバイと車で、
2度にわたって1周した冒険家としての顔も持っています。
今回の本は、その同氏が、60歳を過ぎて初めて授かった一人娘に贈る、
人生・投資に係る同氏の哲学・アドバイスをまとめたものです。
結果、内容としては、投資の具体的理論などに触れることはなく、大きな
物事の見方、心構え、身に付けるべき習慣、などについて、非常にシンプルな
表現で、述べたものとなっています。
それでも流石に、世界一級の投資家の言葉として、以下のような力強く鋭い
メッセージからは、多くの一般の投資家にとっても、得るものは大変大きい
のではないでしょうか。(以下同書より引用)
− 成功するためにまず何から始めるべきか、という質問の答えはとても
簡単で、「自分の一番好きなことをする」ということだ。私が多少なりとも
投資で成功できたのは投資が好きだったからだ。
でも、君の父親が投資家だからといって、君まで投資家になる必要はない。
− ひとつ言えることは、素晴らしい人生を歩むためには、
「お金をもらえなくても、やりたいことをやるべきだ」
ということ。それが成功への鍵だ。
− 細部に注意を払えるかどうかが成功と失敗を分ける。だから、どんなに
些細なことに見えても、小石をひとつ残らずひっくり返すようにして調べないと
いけない。
大半の人が成功できないのは、限られた範囲の、不十分な調査しかしないからだ。
徹底的に調べること。それによって初めて他の人より多くの知識を得ることが
できる。
それは大変な労力を要することだが、そのステップこそが人に差をつけられる
ところだ。
− 私が投資をする際には、どんなステップも軽んじない。株に投資をするときは、
すべての財務諸表に目を通し、細かい注意書きも見落とさない。経営側が発表した
財務諸表や見通しに関しては、すべて裏を取ることにしている。
そして、「その会社のことはウォール街にいる98%のアナリストよりも
知っている」と言えるようになるまでは投資をしない。
このエキストラ・ステップを踏まずして成功はありえない。
− 人口の減少と財政赤字の増加は、日本の将来を懸念させるものだ。
もし私が日本の若者だったら、強い怒りと不安でいっぱいになることだろう。
いまの若い人たちが今後10年あるいは20年にわたって、負債を返済していく
ことになるのだ。
若者でなくて、いったい誰が借金を返済できるというのだ。かつては歴史上
偉大であった国々が衰退していったのと同じように、日本も劇的に衰退していく
のだろうか。
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