ホーム > 投資コラム > 世界の株式市場から(2)アンダー・アーマー社
Under Armour, Inc. (ニューヨーク市場:UA)
同社は、スポーツアパレルの事業において、2002年度から2006年度の5年間に掛けて、純売上高および営業利益の年平均成長率が、各々71.7%、90.9%となった急成長企業。
これまで主流であったコットンではなく、汗を素早く取り去る、体温をコントロールする、などの機能を持った特別な人工素材を用いた運動用Tシャツ等を開発・販売する。
一方、実際の製造に関しては、業界のその他多くの例に漏れず、海外の協力工場にて行われている。
販売促進にあたっては、大学、プロスポーツのチーム、個別選手などとの契約により、同社製品の露出を図っており、日本でも有名になった、フィギュア・スケートのチャンピオン、キミー・マイズナー選手も同社と契約を結んでいる。
現段階では、米国内の顧客向け売上比率が極めて高く、2006年度は純売上の93.7%を占める。
また、現状、少数の小売店への依存度が高く、2006年度では、顧客上位2社(Dick's Sporting Goods、The Sports Authority)向けの売上合計が、同社純売上の約37%を占めている。
最近は、アパレルから、シューズ分野への進出を続けている。2006年6月にフットボール用スパイクシューズ、2006年第4四半期に野球・ソフトボール用スパイクシューズを、それぞれ発売している。
今後は業界の巨大企業、ナイキやアディダスとの直接対決の場面も多くなってくると見られ、既に各社では同社をライバルと意識しての商品戦略なども進んできている。
過去3期の年度業績は以下の通り。
純営業収益 税前利益 純利益
2006年12月期 4.31億ドル 0.59億ドル 0.39億ドル
2005年12月期 2.81億ドル 0.33億ドル 0.20億ドル
2004年12月期 2.05億ドル 0.24億ドル 0.16億ドル
同社の株価は、株式公開後の過去2年弱に亘り、良好なパフォーマンスを示してきた。
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=UA&t=2y
一方で、市場の非常に高い期待感はその株価評価にも表れており、
本記事の執筆時点では、同社時価総額は約30億ドル、過去12ヶ月の実績利益に基づくPERは79.3倍、PBRは13.0倍の水準となっている(Yahoo!Finance)。
(2007年8月2日:同社アニュアル・レポート、News Release等より弊社作成)
*本記事は情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買を目的としたものではありません。
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